« あやであ! | トップページ | サンチェス歌う‛I PRAY’制作レポート: ROVE »

2010年9月 1日 (水)

R.I.P.Mrs.Norma Dodd

今さっき、突然知った訃報に絶句してしまい、書かずにいられない。Studio Oneの故コクソン・ドッドの奥さんであるミス・ノーマが昨日、亡くなったそう。信じることができなくて、今、ローン・レンジャーにスカイプして話したら、昨日キングストンの病院で亡くなったそう。胸がギューーーーっと痛い。涙が出そう。

スタジオ1には私がジャマイカへ渡ったときから、少なくとも週に一度、多い時で三度はレコードを買いに行っていて、Sir Dodd(コクソンのことをサー・ドッドと私は呼んでいた)は、私が店に入ってくると必ず‵Hello, my princess!’と呼び、その横でミス・ノーマは、‵Hi, Iyah!'と必ず声をかけてくれていた。スタジオ1の在庫はKing Stittがすべて把握していて、彼ほどスタジオ1の棚を分かっている人は他にいない。彼が注文リストに目を通しているあいだ、私はミス・ノーマと他愛無いおしゃべりをしたり、時には閉店後に彼女の悩み事を持ちかけられて相談に乗ったりして日が暮れていくこともあった。

サー・ドッドが亡くなったあとにスタジオ1で行われたナインナイトへ我が家総出で行った時には、ミス・ノーマはナインナイトで出すご馳走のなかから、「これは家に持って帰ってね」と我が家の分を先に取り分け包んでくれ、「本当に寂しくなるわ」とサー・ドッドの死を悲しんでいたのを今でも思い出す。

サー・ドッドの死後、ミス・ノーマは今までサー・ドッドが座っていたイスに座り、店の切り盛りをKing Stittと一緒にしていた。子供のお迎えや他のレコ屋で足止めを食らってスタ1に行くのが遅くなるときには、店を開けて待っていてもらったり、送金が遅れたときには、支払いを待ってもらってレコードだけもらって帰る事も何度もあった。(逆にこちらが前払いして、プレスしてもらうことも多々あったのだけど・・・!)

今思えば、サー・ドッドが亡くなったのはもう6年も前のこと。彼女はいくつだったのか知らないが(ジャマイカでは年齢は殆ど話題にならないので)、きっと彼よりずっと若い奥さんだったんだろうな、と思っていた。二人で天国で再会しているのかな。もう会えないと思うと本当に寂しいけれど、Rest in peace,ミス・ノーマ。

|

« あやであ! | トップページ | サンチェス歌う‛I PRAY’制作レポート: ROVE »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« あやであ! | トップページ | サンチェス歌う‛I PRAY’制作レポート: ROVE »